2001年前半 釣行録

3月20日 田曽沖 晴れ 凪
三重県迫間浦出港 船宿愛光丸
釣果
(マッキー)
オニカサゴ
2匹
フサカサゴ
1匹
カサゴ
4匹
ムシガレイ
2匹
ノドクロ
1匹

 美しいとは決して言えない愛嬌のある顔なのに、とびっきり旨くて、その代償とばかりに刺されたらとっても痛いトゲを持つこのオコゼ(オニカサゴ)。どうも奴に惚れちまって、釣行を決めたのが3週間前、ところが天気の周期が悪くて、毎回毎回日延べとなり、前回の釣行から1ヶ月以上も空いてしまいました。

 今回は私のオニカサゴ釣りの師匠である、新舞子にある「フィッシングいとう」の店主の伊藤さんと、わたしにオニカサゴ狂いのきっかけを作り、前2回ともオニ釣りに一緒に行ったdragonさんの3人で船を仕立てました。

 この日は週間天気予報どおりの凪の海で、期待は充分。師匠の技を盗もうと、トモに私と伊藤さん、ミヨシにdragonさんの布陣での赤オニ退治でした。

 出港して1時間半、船は何となく釣れそうな場所に止まった。まわりは海ばっかりなのに仕掛けを降ろす前は何時も「釣れそう」と思ってしまうから不思議です。海底にはオニカサゴがウジャウジャいる、と。脳天気な釣り人らしいプラス思考です。

 エサのカツオのハラモを付けて150号のオモリで水中投下してオニに攻撃を仕掛ける。水深の150m〜180mまで一気にオモリが落下する。コンときてファワっとして底を確認。糸ふけを取って、エサが海底から僅かに上を漂うようにイメージしてアタリを待ちます。

 竿先をジッと見つめること30分、僅かにコソコソと竿先が反応し、ちょっと待って電動リールのスイッチオン。深場の釣りは水面に魚が顔を出す、この仕掛けが上がってくる間が楽しいですね。期待を胸に、ややうるさいダイワの電動モーターの音は自己顕示欲を満たせてくれますが、魚が付いていなかったりしたら照れくさいですね。

 上がってきたのは、まあまあサイズのムシガレイでした。隣の伊藤さんは50cm超のウッカリカサゴを釣り上げています。カレイで大喜びのマッキーなのに、彼はオニではないとやや不満げです。この辺がオニ退治の経験の差か。

 そしてこれからだ!と言うのに、お昼前までサッパリアタリが無くなってしまいました。釣れるのは穴子(ウミヘビ?)ばかりで、巻き付いて仕掛けをグシャグシャにされてしまいます。

 昼頃から深い所に場所を変え、オモリも200号にして、仕掛けを投下。根の荒い場所の様で仕掛けが時々、海底をひっかくような所です。するとコンコン「俺はここだよ」とオニの合図が有り、電動リールの強で合わせると、25cm位のオニカサゴが上がってきました。次も続けてヒットさせ、終盤に調子が出始めました。

 dragonさんにもデカいオニが来たんですが、無念の船縁バラシのハプニング、続けて今度は伊藤さんが40cmのオニをゲット、逃げたオニはこれより大きかったと船頭がいうから、dragonさんのショックも相当大きかったようです。

 その後みんなに小型のオニやカサゴが色々と釣れましたが、風が出てきて2時に沖上がりとしました。結局貧果に終わってしまいましたが、他船ではオニとフサを合わせて20匹ほど釣っている船もあったので、今後期待で、益々オニ退治にハマっていきそうです。

  


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