採行記

2005年

2005年3月10日 幡豆郡幡豆町 前島(旧うさぎ島)

岩場のアサリを求めて、この日が解禁日の前島に行ってきた。温かい日和に恵まれ、採っていると汗ばむほど。1年ぶりにザクザクガシガシ掘る感触がたまらない。時々出てくる大きなアサリに、思わず笑みがこぼれる。余裕で4Kg入る袋一杯採り、小粒は海に返して来た。以前は特大の大きいアサリが多かったのに・・・ちょっと残念。アサリの身の方は、まだ時期的に早いので、肥満度にはばらつきがあったが、岩場のアサリだけあって味の方はとっても良かったです。

13日にも出掛けたが、雪が舞って来てとっても寒かった。岩場の場所は狭く、早い時期に採り尽くされてしまっていて残念だったが、北側の砂地の場所は掘りやすく沢山採れ、初心者にはお勧めでした。




2005年4月10日 幡豆郡幡豆町 前島(旧うさぎ島)




干潮の3時間前に到着。最盛期の日曜日なので帰りは混雑すると思い、最初に漁協の市場で海水汲んで、準備万端で浜に降りる。すでに大勢の人が干潟に出て、満開の島の桜をバックに、もう掘り初めていた。

ここは干る(潮位が下がる)と前島まで陸続きになるので歩いて島まで行けるが、潮干狩りはオマケ、宴会主目的の人は渡船もある。下の写真の赤い建物でBBQもできるのだ。またコンビニ(サークルK)で東幡豆漁協の入漁券の前売りチケットを買っておくと、ちょっとお得。

島の岩場のアサリはもうほぼ採り尽くされているのは確認済みだから、島との中間の砂地の場所で掘ってみた。

バカ(バカガイ、あおやぎ)や、ひらくちゃ(カガミガイ)、うんね(ツメタガイ)、なきい(シオフキガイ)、ちんめ(サルボウ)などなど・・・も居るので、アサリ以外の貝を捕るのも面白い。前もって貝の名前や食べ方を調べておけば、それなりの楽しみ方も出来ると言うわけだ。外道を意識的に持ち帰るようになったら中級者の仲間入り?

帰りにどの位掘ったか覗き見してきたが、人によって差が有りすぎ。「アサリを入れる袋の空間がもったいないなあ〜」という人から「おお〜追加料金が心配だね」てな人まで色々。だが全体的に・・・。今年は腕と情報収集能力が試される年のようです。


今年のアサリ漁は何処もイマイチのようで、また瀬戸内をはじめ色々な地方でもアサリは毎年不漁になっていくようだ。昨年の相次いだ台風の影響とか、湾内の低水温が原因とか、輸入品の間接的な影響とか、色々騒がれている。確かにスーパーなどでも今年はアサリの値段が高いようで、それだけ採れてないんでしょう。

ただ自然災害の原因以外にも アサリが育たない原因があるはずで、昔は台風が来ようと多少の異常気象があろうと、アサリはウジャウジャ居たんだから。もっとどんどんアサリのこと、干潟のことを調査、研究して欲しいですね。

開催されている万博『愛・地球博』もいいけど、潮干狩りでも「愛・地球」を色々な意味?で実感できますよ (^^ゞ