採行記

2007年

2月4、18日 愛知県幡豆郡幡豆町 東幡豆

県内で一番早くオープンした東幡豆へ『初掘り』に行って来ました。

天気は良かったのですが、風が強く、特に18日は島まで船で渡してもらおうとしたのですが、波が高いので組合の申し合わせで渡船は中止。前島の岩場まで干潟を歩いて渡りました。

初日の様子が新聞の記事に掲載されていたせいもあり、多くの潮干狩りファンが詰めかけ、寒さももろともせず、掘りまくっていましたね。この時期に掘りに来る人は、流石に装備も万全、素人っぽい人は少ないです。

岩場で美味しい島アサリを規定量ゲット。他の人はバケツに山盛り採った人もいれば、まだ2月なので潮の引きが少ないせいか、バケツ半分くらいしか採れなかった人もいて色々でした。アサリの身は個体差があるものの、結構身が膨らんでいます。また初物なので特別美味しく感じました。

これから次々に他の潮干狩り場もオープンします。楽しみな季節がやって来ましたね。




潮が引く前。 でも、そわそわ・・・




クーラーボックスの中で伸び伸び砂出し  見てると可愛いね




3月4日 愛知県幡豆郡幡豆町 東幡豆

雑誌の取材を頼まれ編集者とカメラマンの3人で前島に渡り、準備品から掘り方のコツなど話しながら色々な場所を掘る。いつもは歩いて渡るのだが、この日は機材など多いので渡船を利用。

折角だから格好良く掘りたいが、所詮潮干狩りはお洒落では無いので格好つかない。格好良いのは初心者っぽいしね。潮干狩りってジミだ。マッキーからジミーに改名しようか? なんて思ったりして。
掘る方は、何とか思った場所に思ったようなアサリが出てきて、我ながら感心。安心した。

ところで前島との間の砂の場所は 昨年は小粒アサリがウジャウジャ多いと思っていたら、今年はそれが成長して、良いサイズのアサリがウジャウジャいるではないか! 大きいのを選んで採る感じで出てきた。それと、その他の貝、ウンネとかバカ貝なども少ない。今年はかなり期待できる。

組合長の話によると、
『幡豆のアサリは何故美味しい?』ってよく聞かれるそうです。
それは、
『干ると前島まで陸続きになる干潟は東と西からの潮がぶつかるので、美味しいアサリに育つ。
また三河湾はアサリにとって良いエサになるプランクトンが豊富。』
と言っておられました。


他の三河湾の潮干狩り場の様子も、解禁したばかりなので分からないけど、昨年後半から台風や赤潮の発生が無かったので、どこでも稚貝の生育が良かったのではないかと思う。 だからどこでも期待できるんじゃあないでしょうか。

春本番に向かって、水も温むし、干潮の潮位もグングン下がるので干潟も広く現れて、広範囲を掘りやすくなります。 これからますます楽しみですね〜

ところで、雑誌って三河、知多のタウン誌で『ティーワン(t-wang)』という雑誌です。コンビニなんかでも置いてあるとか。



今回は撮られる方だったので採取中は写せず。同じ場所で2006.4.10撮影




掘る道具やクーラー、ペットボトルまで 準備品も撮影



3月18日 愛知県幡豆郡幡豆町 幡豆 鳥羽海岸

干潮の2時間前に三河鳥羽の海岸に到着。旧暦29日、干潮が11時40分の潮で、この日はあまり干らない。堤防に車を停め海を眺め、野鳥観察をしながら『昨年は鳥羽海岸のアサリはあまり採れなかったけど、今年はどうかな?』などと友人と話をしながら潮の引くのを待つ。

10時に少し干潟が現れてきたので海に降りる支度をして、ゲートで入漁料と引きかえに、採ったアサリを入れる袋をもらう。監視員のおばちゃんに聞くと、『今年は良いよ♪』と嬉しい返事。ついでにどの辺を掘ったら良さそうかも聞く。

取りあえず、聞いたとおりの場所で掘りだすと、幸先良く一掻目で大きなアサリがポロッと出てきた。今日は楽勝の予感。まだ解禁後間もないせいか、何処を掘っても結構出てくる。掘り出して1時間半、大きいアサリの居る場所で重点的に6Kgくらい採ったところで、規定量(袋一杯4Kg)をオーバーするので、更に大粒を選り分け袋に入れた。

次回の為に、そしてHPの為に(^^ゞ  色んな場所を大きく移動して少しずつ掘ってみた。場所によっては小粒の場所もあるが、良い場所を見つけると大粒が集団で居る。それに、これからは干潟ももっと広く現れるので監視員のおばちゃんの言うとおり、『今年は良いねえ〜』

身の方は、正直まだ少し早かったが、これからどんどん身が膨らんで来るので、たいへん期待できる。と思います。




風ビュービューの日だったので人は疎ら。






今年の三河湾はトリ貝が異常発生らしい
一色の市場で殻付きを安く購入して、剥いて食べてみた
新鮮だから なかなか旨い






4月5日 愛知県幡豆郡幡豆町 東幡豆


コンビニで潮干狩り前売り割引券と弁当を買い、海岸で友人と飯を食いながら潮の引くのを待つつもりが、すでに潮は引いていて、慌てて食事を済ませ支度をした。平日で風もあったので、お客さんは少なく、潮の引きはすごく良いので人口密度は凄く低かった。



前半は前島で掘り、後半は島までの砂州で掘る
島の桜も満開でした




波打ち際を掻くとアサリがウジャウジャ出てくる
大きいのを選別 小籠が役に立つ




こんなカートがあると移動が楽ちん




帰りに漁協の市場でポリタンクに水を汲んで帰る




小籠はクーラボックスの中でも活躍
家に帰って、大きさで仕分けながら
空のアサリ(通称、バクダン)は捨てる
トングが便利
大きいアサリは酒蒸しや干しアサリ用

アサリの身は大きく膨らみ最高!でした






久しぶりにオニアサリもゲット