マッキー船釣り用語集 ・・・師崎方面ローカル(L)含む・・・


ア行
青物 サバ、ハマチなどの回遊魚のこと。
青潮(L) 赤潮の一種だが、色が青っぽい。
あおる 道糸を上下させて、仕掛けを動かすこと。
アカウオ(L魚名) カサゴ
赤潮 プランクトンが異常に発生して、海中の酸素が不足し海面が赤茶色になる状態で、大量の魚が死滅したりする。
アカチン(L魚名) 真鯛の1年生
あがる 魚が釣れること。または釣りを切り上げる時のこと。
遊ばせる 無理に引き上げずに、ハリに掛かった魚の体力を消耗させて、釣り上げやすくしたり、一荷を狙って他のハリに追い食いをさせるため、しばらくの間泳がせること。
アタリを聞く 釣っている時、道糸を張って、魚がエサをくわえていないか確かめること。またエサを動かして魚の反応を確かめる時もある。マワリではない。
アタリ 魚がエサを食った時、その変化が糸を伝わって出ること。魚信である。
アミかご 集魚用のアミエサを撒くためのカゴ。
荒食い 魚がものすごく良く釣れること。魚の活性が高く、入れ食いになります。
合わせ(る) 糸を引くことにより魚にハリ掛かりさせる動作。
アングラー 釣り人。
一荷 一つの仕掛けの複数のハリに魚を二匹以上掛けて、いっぺんに釣り上げること。ダブルとかトリプルとかも使う。
糸ふけ 道糸が張ってなく、ゆるんでいること。普通は糸ふけを無くしてアタリを待つが、わざと糸ふけを作る(おばせる)釣技もある。
居つき 回遊せずにそこに居着いている魚。
入れ食い 仕掛けを入れると、すぐに釣れることが連続すること。
いわて(L) 北側
ウズ(L魚名) イサキ
エサ取り 仕掛けのエサを取るだけで、なかなか釣れない魚。カワハギ、フグなどが有名。
エダス 胴付き仕掛けの幹糸から枝のように出ているハリスのこと。
エラ洗い エラを広げ、頭部を振ってハリを外そうとする動作。スズキが水面でよくやる。
追い食い 魚が掛かった後、続けて同じ仕掛けの他のハリにも掛かってくること。
おもて(L) 船の先に近い方。
オオグロ(L魚名) 大きい黒鯛。4,5年生以上
オオタロ(L魚名) でっかいスズキ
おくらば(L) 同じ船頭がほぼ毎日釣りをする場所で撒きエサをしているので、魚が良く集まっている。
送り込み アタリを感じてから糸をゆるめて、魚にエサをしっかりと食わせ、ハリ掛かりを確実にする方法。
遅合わせ アタリがあっても少し待て合わせること。
オマツリ 他人の仕掛けとからむこと。お祭りだと言って喜んでないで、お互いに「すみません」と微笑んで言うのがマナー。怒るのは最低。動詞はマツル。

カ行
かえし ハリの内側に魚が掛かった時、抜けないようになっている、針先と逆方向に向いている部分。
掛かり釣り 船からイカリを下ろして位置を固定して釣る方法。マキエをして魚を寄せて釣ることが多い。
かけあがり 海底の岩礁帯の状態で深いところから急に浅くなる所。
カマイフグ(L魚名) トラフグ
かみつぶし 割れ目の入ったオモリ。シズともいう。割れ目に糸を置き、歯で噛みつぶして固定する。入れ歯の人はペンチで。
空合わせ アタリを感じなくても合わせてみること。偶然釣れることもある。
かんこ(L) 船の中で魚を生かしておくところ。穴が開いていて、海水が出入りする。
がんりき(L) 魚を引っ掛ける道具。馬面カワハギなどに威力を発揮する。
キープ 釣った魚を放流しないで持ち帰ること。
聞く アタリや魚が釣れていないかを確かめること。人に聞かない。
食い 魚がエサを食うこと。食いが良いとか悪いとか言う。活性。
食い渋り 魚がエサをなかなか食わないこと。「活性が低い」「口を使わない」とも言う。
食い上げ 魚が掛かった時に、仕掛けが持ち上げられるように軽くなること。
くだり(L) 南側
外道 狙った魚以外の釣れた魚。反対は本命。
ゲット 魚を釣り上げること。
こち 東風のこと。釣れないことが多い。
こずく 海底をオモリで突くようにしてみること。
ごぼう抜き 船縁で網などを使わずに釣り上げること。大きい魚の時に使う。
こませ 魚を寄せたり、活性を高めるために撒くエサのこと。マキエとも言いう。
五目釣り 色々な種類の魚を釣ること。

サ行
先糸 道糸と仕掛けの間にくる糸で、太さはその中間の事が多い、伸びる糸を使ったりもする。
下げ 下げ潮のこと。
サミング 指で押してリールのスプルーに抵抗を加え、糸の出具合を調整すること。
サルカン 糸と糸をつなぐ時に糸がよれないようにする道具。
時合い 魚がよく釣れる時間帯。
シオ(L魚名) カンパチの幼魚
シオサイ(L) 潮が満ちてくる時。
潮下 潮の流れの上を潮上、下を潮下という。マキエをすると潮下にマキエが流れるので潮下の方が効果がある。
潮たるみ 満潮、干潮時の潮の流れが止まること。一時的に食いが止まることが多い。
潮通し 潮の流れ具合で、船では道糸の流れ具合で、潮通しが良い、悪いと言う。
潮どき 潮の変化で魚の活性が高いとき。止めるとかの悪い意味ではない。
潮止まり 干潮や満潮時の潮の流れが止まる時でこの間はあまり釣れない事が多い。
しけ 時化。波の高い荒れた天気の海。
下波(L) うねり
しめる 魚の神経系を急に破壊して鮮度を保つ方法。上手にしめてあるとより美味しい。下手だと、しめが甘いと言われる。
すかんか 船尾に張った帆で、船を安定させる。
すれ 口以外にハリ掛かりする事。
出世魚 成長とともに呼び名の変わる魚でスズキやボラ、ハマチが有名。
底立ち オモリを海底に着けて道糸のたるみを取り張った状態にすること。
底釣り オモリを海底に着けて底にいる魚を狙う釣り方。
ソコリ潮 干潮

タ行
対象魚 釣ろうとする魚。本命とも言う。
タックル 釣具全般。竿、リール、ラインなど。
たーか(L) 陸に近い方角。
タチ 水深
タナ 魚の遊泳している層
ためる 魚の引きが強いとき、竿の弾力でこらえること。
タモ(タマ) 取り込み用の網。
築磯 人工的に海底に石やブロックを沈めて岩礁帯を作った所。
血抜き エラやエラ付近、尾に近い部分の太い血管を破壊して出血させ、魚体内に出きるだけ血液が残らないようにする方法。
釣果 釣った成果。
釣行 釣りに行くこと。
釣座 船上で釣りをする位置。トモ、ミヨシなど。
チョン掛け エサの付け方で少しだけハリを通してエサをぶら下げる。
沈船 船を沈めて作った人工漁礁。
チンタ(L魚名) 黒鯛の1年生
付けエサ ハリに付けるエサのことで、サシエとも言う。
手返し 魚を釣った後次に仕掛けを入れるまでの動作。上手な人ほどモタモタせずに早い。
デキ 一歳魚で越冬していないもの。当歳魚のこと。
手釣り 竿を使わず、道糸を持って釣る方法。ダイレクトにアタリが手に伝わる。
天秤 糸がもつれないようにハリスと道糸の間を介する金属の道具。片天秤、両天秤、名古屋天秤などがある。
テンヤ ハリとオモリが一体化している道具。タコ、太刀魚釣りなどに使う。
胴突き仕掛け 底を突くから胴突きで、胴にエダスが付いているから胴付きとも言われる。一番下にオモリを付けるようになっていて、幹糸からエダスが出ている仕掛け。
胴調子 竿の曲がり具合が中央部付近から曲がる竿。
どうまん(L) 魚やエビエサを活かしておく蓋付きのカゴ
とも 船尾のこと。
取り込み 魚が掛かってから釣り上げるまでの動作。

ナ行
中通し インナーライン、竿が空洞になっていて、そこをラインが通る竿。
流し釣り イカリなどで船を固定せずに、ポイント上を船を通過させて釣る釣り方。
ナベ(L魚名) 石鯛
ナメリ(L魚名) アズキマス
二枚潮 潮の流れが、上層と下層で反対方向に流れている時の潮。タナが取り難い。
抜く 釣れた魚を水中から抜き上げること。「ごぼうぬき」など言う。
海底の岩礁帯。
根掛かり 根などに仕掛けが引っかかること。地球が釣れたとも言う。
根魚 根に住んでいる魚。カサゴ、メバル、アイナメなどが有名。
納竿 竿をしまうこと。釣りを終えること。
野じめ 血抜きや生きじめをして、釣った魚を短時間に絶命させること。
のっこみ 産卵期が近づいてくると、魚の活性が高まり、浅場や岩礁帯回りに集まってくること。大型が釣れることが多い。
のり 魚がエサをくわえた時、少し仕掛けが引かれて重みを感じること。

ハ行
ハゴ(L魚名) ちぬ、黒鯛。大きいのはオオグロ。
ハス(L魚名) ひらめ
ハネ(L) 竿
パーマネント リールに巻いてある糸が出すぎてからまること。パーマとも言う。
早合わせ アタリに対して早めに合わせること。反対が遅合わせ。
ハリス ハリを結んである糸。
ハリをする(L) 釣れた魚の空気袋の空気を抜いてやり、カンコで上手に泳げるようにしてやること。
ばれる(バラシ) ハリ掛かりした魚が、外れてしまうこと。
半夜釣り 大体、夕方から午後11時くらいまでの釣りだが、午後からの釣りのこともある。
ヒット 魚がハリ掛かりする事。
ビシ オモリのこと。
ヒロ 両手をいっぱいに広げた長さの単位。人によって多少違う。約1.5〜1.7m
PEライン ポリエチレン素材の道糸。
ファイト ハリ掛かりしてから魚が暴れて引くこと。リポビタンとは言わない。
フカセ釣り サシエを漂わせながら、ごく軽いオモリで釣る釣法。
ふける 糸を張らずにゆるめること。
房掛け 何匹もハリにチョン掛けすること。ゴカイなどの餌で使う。
べた凪 ほぼ波がない海面。
8の字結び 糸の結び方で、簡単な割りに結び強度がある。
ポイント 魚の釣れるところ。
ボウズ 魚が一匹も釣れないこと。アブレ、オデコ等とも言う。嫌いな言葉である。
ホタ・ホタマス(L魚名) クエ、アラ
本命 釣る目的の魚。反対が外道。
前アタリ 魚が掛かった時あるいは餌を口にした時の小さなアタリのこと。大きなアタリは本アタリ。

マ行
まずめ 日の出るころを「朝まずめ」、日没の頃を「夕まずめ」と言い、よく釣れる時間帯。
マタカ(L魚名) セイゴ、フッコ、スズキ
幹糸 胴突き仕掛けで何本かハリスを出す時、幹になる糸。
満ち上がり(L) 満ち潮がたるむ時
道糸 糸巻き枠やリールに巻いてある糸で、その先に先糸や幹糸、ハリスなどがきます。
ミヨ 船道のこと。
ミヨシ 船首のこと。
向こう合わせ 釣り人が竿をあおったり、手繰ったりして魚をハリ掛かりさせなくても、魚の方が勝手にハリに掛かること。
師崎方式(L) 釣れた魚を、釣り人同士で平等に分け合うこと。勿論、仕立て船です。

ヤ行
矢引き 矢を引く格好で摘んだ糸の両手の間の長さ。約1m。
ヤマ潮(L) 潮が下げてくる時。
やま立て 陸上の目標物を見て、船やポイントの位置を知ること。
やりとり 魚の引きに合わせて、道糸を出し入れしたり、竿の弾力を利用して強い引きをかわし、掛かった魚をばらさないようにすること。
山登り(L) 天秤仕掛けでハリスが天秤に絡むこと。これじゃあ釣れない。
ヨリ 糸に癖がついて曲がってしまうこと。
ヨリモドシ 糸が絡んだりヨリがつかないようにする道具。サルカンとも呼ばれている。
ワ行 ワニ(L魚名) 特に大きいマゴチ


単位
1ヤード 91.4cm
1フィート 30.48cm
1インチ 2.54cm
1オンス 28.3g
1ポンド 453g
1海里 1852m 6080フィート 緯度の1分の長さ
1ノット 時速1海里(1852m/h)
1号(オモリ) 3.75g  てことは10号で37.5g 40号で150g でも実際に計ってみると多少バラツキがあります。
協力:師崎 敏栄丸


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