鮎の甘露煮(Vol.19)

毎回鮎釣りに行って食べきれない鮎や囮鮎は
1匹ずつ専用の鮎パックに
入れて冷凍ストックしておきます。
パックする時、
鮎を袋に入れてから、
水を張った器の中で
縛って封をすると袋の中に
空気が入らず
鮮度が保てます。


冷蔵庫でゆっくり解凍してから内臓を取り出します。
本当は手回し良く
最初から冷凍する前に、
内臓を出しておいた方がいいですね。

弱火で両面各10分位焼きます。
これは、鮎は水分が多いので身をしめて、
煮くずれさせない為と
臭味を取るためです。

塩焼きにするときは、
解凍せずに塩を付けて
そのまま凍ったまま焼きます。

醤油、酒、砂糖を1/2カップ
水1カップ強を入れて
圧力鍋で約20分煮ます。
圧力鍋を使わない時は
水を多くして、
弱火で3〜4時間煮ます。

好みですので量は目安ですが、
マッキー風は酒はワインで
砂糖はかなり多めにしました。

ショウガや梅干し、山椒
を入れたりもします。

圧力鍋の圧が下がったら
蓋を開け
さらに1〜2時間ごく弱火で煮つめます。
最後に味醂や水飴を入れると艶が良くなりますが、
水飴を多く入れると、光り過ぎで安っぽくなり、
硬くなって型くずれする事があります。
汁が多少残っているくらいで火を止め
完全にさめるまで放置します。

出来上がりです。

水の流れを、石を、目印を
思い浮かべながら、
「ああ今年も終わってしまったなあ、
来年はあの瀬も狙うか」
なあ〜んて事を
ブツブツ言いながら、
日本酒をチビリ、チビリ、
静かな時を過ごします。