魚の干物(Vol.2)


 
あまりありませんが、鮎がたくさん釣れ過ぎて食べ切れない時や、ヤナに落ちた鮎がたくさん手に入った時は干物を作ります。背開きにして塩水に浸けて干すだけです。

 ワタは捨てずに塩をたっぷり
付けてウルカを作ります。写真のように串刺しにして、縄紐でハシゴのように吊るします。縄紐は撚ってあるので、下から順番に串を縄紐に掛けていかないと、刺していくときに外れてしまいます。これがコツといえばコツです。後はお日様の機嫌次第。

 天然塩を海水程度の濃度(3%)にしていますが、浸け時間が短いときは濃い目にします。夏場は小型クーラーボックスの中で、氷も入れて浸け置きします。

 鮎も美味しいのですが、もっと贅沢に真鯛や黒鯛で作った干物は最高です。釣ったその日に食べるよりも、もっと旨味が濃縮されます。保存目的というより、より美味く食べる為の干物です。

 釣りに行った翌日、朝から半日天日で干して食べると美味しいです。干し過ぎは硬くなってしまいます。

 色々な魚で試しましたが、青物や脂の乗った魚がやはり良いようで、セイゴやメバルではちょっとあっさりし過ぎていました。

11月4日に釣った小鯛、チンタ、アジの干物です。